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肝機能障害の3大原因は、ウイルス、飲酒、脂肪肝(肥満・食べ物・運動不足)の3つですが、それぞれウイルス性肝炎、アルコール性肝炎(ASH)、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)と呼ばれ「21世紀の国民病」という位置付けになっています。
そして今回のテーマである「脂質の多い食事」は、3つ目の脂肪肝(肥満)と大きく関係しています。肥満の方の約20~30%は脂肪肝である事が分かったからです。
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肝機能障害の原因【脂質の多い食事】 |
①脂質の多い食事から肥満 ②運動不足から肥満 ③肥満から肝機能障害「脂肪肝」へ |
①脂質の多い食事から肥満
脂質の多い食事は高カロリーである事が多いので、やはり肥満になりやすいと言えます。もちろん脂質の多い食事だけでなく、高糖質の食事も肥満になりやすいので、いわゆる食べ過ぎが肥満の原因になるのです。
肥満になると良く言われるのが、「生活習慣病のリスクが上がる(糖尿病、高血圧、脂質異常症)」という事ですが、「21世紀の国民病」非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の確率も上がってしまうのです。
つまり今後、通院生活を送りたくないなら、ダイエットと運動不足の解消は必修という事になります。
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②運動不足から肥満

脂質の多い食事を繰り返すだけでも肥満になりますが、そこに運動不足が重なると更に重篤な肥満になりやすいです。
BMIが30を超えてくると、血糖値を下げるインスリンの働きが弱くなり糖尿病になり、中性脂肪が増えて脂質異常症も発病します。
そして非アルコール性脂肪肝炎(NASH)へ進行していき、臓器不全が様々な場所で起きてきます。
そうなると、体調不良のスパイラルが起きてしまい、体を良い状態へ回復させることが困難になっていきます。
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③肥満から脂肪肝へ

肝臓の細胞(肝細胞)の30%が脂肪に覆われると「脂肪肝」と診断されますが、この脂肪肝をスタートとして、脂肪肝⇒肝炎⇒肝臓の繊維化⇒肝硬変⇒肝臓癌と進行していくのが肝機能障害の特徴です。
しかもこの工程で症状が出る事は珍しく、気が付かない内に重症化していくケースが多いのです。
2010年ごろまでは、肝機能障害=ウイルスor飲酒でしたが、今ではこの非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が大きくクローズアップされてきています。
2017年現在、肝機能障害が生活習慣病と同じように増え続けてる現状を見ると、今後も「21世紀の国民病=脂肪肝」には、厳重な警戒が必要となっていくでしょう。
肝機能障害の原因【脂質の多い食事】の対策 |
![]() 特に「お酒を飲まないのになぜ脂肪肝?」と思ってる方は、肥満からのNASHではないか考え、今後の対策を打つようにしましょう。 |

【肝臓に良い】
食べ物、飲み物、お酒の飲み方、ごろ寝&足上げ昼寝、半身浴
【肝機能障害の原因】
高カロリー&高糖質、肥満&運動不足、飲酒、ウイルス性肝炎
【肝機能の平均値と対策(年代別)】
20代、30代、40代、50代、60代、70代
今日は、肝機能障害の原因【脂質の多い食事】【肥満】【非アルコール性脂肪肝炎(NASH)】【対策】などをまとめました。
脂質の多い食事を減らし、脂肪肝にならないように注意していきましょう!