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肝機能障害が悪化すると、「疲労感」や「だるい」といった症状が出るようになります。それは肝臓の働きが悪く、肝臓が本来行うはずの作業が出来なくなり、他臓器の作業効率も徐々に悪化していくためです。
疲労感に関しては、胆汁うっ滞患者の約70%、 原発性硬化性胆管炎患者の約50%が、疲労感(だるい)と答えてますので、肝機能障害と疲労感はかなり関係があるのです。
それでは肝機能障害になると、どうして疲労感といった症状が出るのでしょうか?今日は、肝機能障害の症状【疲労感】【だるい】の原因と対策をまとめておきます。
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肝機能障害の症状【疲労感】【だるい】の原因は? |
![]() ②エネルギー生成能力の低下 ③解毒作用の低下で老廃物が蓄積してる |
①暴飲暴食で肝臓が疲れている
ウイルス性肝炎や薬物性肝障害以外では、食べ過ぎ飲み過ぎによる肝機能の低下から疲労感が表れるケースが多くなります。
暴飲暴食をすると、肝臓の3つの主な働きである「代謝・解毒・胆汁生成」をフル回転するようになり、働き過ぎから疲労感が出るようになるのです。
特にお酒の飲み過ぎによる疲労感は顕著で、γ-GTPが肝機能の基準値(50 IU/L以下)を超えて血液中にあふれ出すと、疲労感やだるい症状の他に「眠気・頭痛・食欲不振など」の症状も出てくるようになります。
γ-GTPの危険域は200以上ですが、500以上になると黄疸(肌や目が黄色い)といった顕著な症状が出る方もいます。
γ-GTPの基準値・年代別の平均値について
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②エネルギー生成能力の低下
次に考えられるのは、肝臓がエネルギーを生成する力が弱くなってしまい、疲労感やだるい症状となるケースです。
肝臓は食べ物や飲み物を分解して、体が必要とするアミノ酸を生成していますが、肝臓の能力が落ちてくると、エネルギーとなるアミノ酸が作れなくなりますので、パワー不足から疲労感が出るという訳です。
③解毒作用の低下で老廃物が蓄積してる

肝臓は、入ってきた栄養素を分解して、毒素や老廃物を胆汁から排出しています。
しかしながら、肝機能の低下が起きると、胆汁の能力(老廃物の排出)も低下して、毒素や老廃物が肝臓に蓄積されていきます。
そして次第に体全体にも老廃物が流れていき、疲労感やだるい症状になって警笛を鳴らすようになる訳です。
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肝機能障害の症状【疲労感】【だるい】の対策は? |
![]() また、肝臓に良い半日断食やごろ寝や半身浴といった知識を身に付ける事で、食生活以外の肝機能回復に向けた取り組みを行う事も大切になってきます。 |

肝臓に良い:半日断食、食べ物、飲み物、お酒の飲み方、半身浴、ごろ寝
肝機能障害の原因:服用薬、飲酒、ウイルス性肝炎
肝機能の平均値と対策(年代別):20代、30代、40代、50代、60代、70代
今日は、肝機能障害の症状【疲労感】【だるい】についてまとめました。肝機能が低下すると、エネルギー不足、老廃物の蓄積から疲労感が生まれます。生活習慣全体を見直して、肝機能回復を目指していきましょう。