肝機能障害の三大症状は「疲労感(だるい)」「足がつる」「体のかゆみ」の3つで、重症な肝機能障害の方に見られる症状です。

体のかゆみが起きるのは、肝臓が老廃物として処理した「ビリルビン」という成分が血液中に増える事で発症する症状で、重篤な肝機能障害の症状である「黄疸(おうだん)」と一緒に表れる事が多いです。
今日は、肝機能障害の症状「かゆみ」の原因と対策をまとめておきます。
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肝機能障害の症状【体のかゆみ】の原因は? |
![]() ②黄疸(おうだん)症状と同時に表れる ③皮膚の末梢神経を刺激してるのが原因 |
①老廃物ビリルビンが原因
赤血球が古くなる(約180日後)とビリルビンという成分に変わり肝臓に運ばれていきます。そして老廃物として肝臓内の胆汁中に廃棄されていくのが通常の工程です。
ですが、肝機能に何らかの問題があると、老廃物であるビリルビンが肝臓から血中に流れ出てしまい、血液検査で総ビリルビンの正常値1.2 mg/dLを超えるようになり、皮膚の異常症状が出てきます。
かゆみ以外の症状では、疲労感、発疹や皮膚の異常、こむら返り、黄疸 などがあります。
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②黄疸(おうだん)症状と同時に表れる
血中に総ビリルビンが異常値を示すと、ビリルビンの色素が黄色であるために、皮膚や目が黄色くなる(黄疸)症状が出るようになります。
時々、白目が黄色い方を見ますが、肝機能障害の症状である黄疸の可能性が極めて高いと思います。
黄疸の症状が出ると、先ほども書きましたが、極度の疲労感、かゆみ、発疹、むくみなどの症状を伴う事が多くなります。
③皮膚の末梢神経を刺激してるのが原因

血液中にビリルビンが溢れると、皮膚の末梢神経を刺激するために「かゆみ」の症状が出ると言われています。
かゆみと言いましても、蚊に刺された様なかゆみではなく、体の皮膚をむしり取りたくなる様なかゆみが全身を襲います。
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肝機能障害の三大症状【体のかゆみ】の対策 |
![]() まずは食事の内容に注意して、カロリーや糖質や脂質を多すぎないようにして下さい。そして禁酒して、肝臓をいたわる生活を始めます。 そのためには、食後のごろ寝や足を高くして昼寝をしたり、肝臓に良い半身浴の正しいやり方を把握しましょう。 |

肝臓に良い:ごろ寝、食べ物、お酒の飲み方、半身浴
肝機能障害の原因:高カロリー高糖質、飲酒、ウイルス性肝炎
肝機能の平均値と対策(年代別):20代、30代、40代、50代、60代、70代
今日は、肝機能障害の症状「かゆみ」の原因と対策をまとめました。かゆみの症状は重篤な肝機能障害の可能性があるという事、かゆみ止めには飲み薬がある事、肝臓に良い生活の工夫を知る事、これらを忘れないようにしましょう。