60代の肝機能の基準値、平均値、対策

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60代の肝機能の基準値、平均値、肝機能の数値が高い原因と対策を一覧表でまとめてあります。

60代の肝機能の基準値は、ALT(GPT)30IU/L以下、AST(GOT)30IU/L以下、γ-GTP 50IU/L以下ですが、60代の肝機能の数値で注意が必要なのはγ-GTPの数値です。

60代の肝機能の3つの平均値(男女別)をみてみましょう。

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60代の肝機能の基準値・平均値
スマホの方は一覧表を横にしてご覧下さい。
60代
基準値と平均値
ALT(GPT) AST(GOT) γ-GTP
基準値 30 30 50
男性の平均値 25 27 56
女性の平均値 21 24 29

60代男性のγ-GTPの平均値は56 IU/Lです。γ-GTPの基準値は50以下ですので、早めに対策を打たないと悪化していく可能性があります。

【肝機能の数値】
ALT(GPT)のすべてAST(GOT)のすべてγ-GTPのすべて

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60代の肝機能の数値が高い原因と対策


 医師

 【60代】肝機能の数値が高い原因

ウイルス性肝炎(A・B・C型)
暴飲暴食
ストレスや過労
薬剤性肝障害

肝機能3つの数値が100以上の60代は、ウイルス性肝炎(A・B・C型)を疑う必要があります。最近輸血を行った、刺青を入れたなどで発病する場合があります。

ウイルス肝炎を発病すると、ALT(GPT)とAST(GOT)の数値が極端に上がる特徴があります。

また食生活において、暴飲暴食をする方は肝機能の数値が高くなる傾向があります。アルコールはγ-GTPの数値を上げ、高カロリーや高糖質の食事は脂肪肝になり、ALT(GPT)とAST(GOT)の数値が基準値を超えていきます。

もう一つ、仕事の状況も肝機能の数値が高い原因に関係します。仕事が忙しく睡眠時間が取れない方、仕事や家事のストレスで頭がいっぱいな方、ストレスと疲労は60代の方にはかなりのリスク(肝機能の異常値)になります。

最後は薬剤性肝障害です。精神安定剤、解熱剤、鎮静剤などが、肝機能の数値が高い原因となるケースが報告されています。

【肝機能障害の原因】
原因一覧表飲酒肥満ストレスウイルス性肝炎服用薬

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 60代男性

 【60代】肝機能 基準値への対策

検査と持病の投薬のチェック
禁酒と食事内容の見直し
適度な運動でストレス解消



60代で肝機能の数値が高い方は、まずは病院でウイルス性肝炎の検査をする事をお勧めします。

また服用を伴う持病がある60代は、薬に影響で肝機能の数値が高くなってるのではないか医師に確認するのが良いでしょう。

そして、やはり禁酒と食事内容の見直しです。

アルコールを飲むと、中性脂肪やγーGTPの上昇、脂肪肝になる可能性が高いので、肝機能の数値が高い60代は禁酒が大切です。

特に中性脂肪とγーGTPに関しては、禁酒する事で数値が基準値に近づいていく可能性が極めて高くなります。

最後に60代にお勧めの肝機能対策は、ストレス解消のための適度な運動です。

検査前日に激しい運動をすると、肝機能の数値が上がるという60代もいるようなので、あくまでも適度な有酸素運動がお勧めです。

医師

60代の肝機能 基準値への道

全年代の平均値一覧表高い原因良い運動70代食べ物サプリ

【肝臓に良いもの】
お酒の飲み方半日断食ごろ寝・足上げ昼寝半身浴

特にウォーキングやスロージョギングは肝機能の数値を下げる事が期待できます。適度な運動で付いた筋肉は糖質を分解し、運動による汗は肝臓が出した老廃物を効率よく体外に排出させてくれます。


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